MLB: ワクチン接種で変わるMLB観客動員

コロナワクチン接種が進んでいるアメリカですが、アトランタ・ブレーブス(ジョージア州)は先日の試合から100%の観客動員し始め、チケットを持っていれば球場にて無料でワクチンが受けられるサービスを始めました。
(100%動員はテキサス・レンジャーズも開幕から始めており、アリゾナ・ダイアモンドバックスもその方向で動いています。)

ニューヨークヤンキースとニューヨークメッツ(ニューヨーク州)は、球場にてワクチン接種をしたファンには、無料観戦チケットのバウチャーを配布するサービスを始め、2回のファイザー、モデルナ等のワクチン、1回のジョンソン&ジョンソンのワクチン接種を終え2週間が過ぎたファンに対しては、観客動員の上限を設けず、事実上100%のファンを動員すると発表したようです。(ワクチンを受けていないファンに対しては、現行のソーシャルディスタンスを保った形で観戦可)

日本のヤフーニュースでも報道されていましたが、シアトル・マリナーズの球場に来たファンに対して無料のワクチン接種サービスを行っていますが、これはシアトルがあるワシントン州ではコロナ感染者数が上昇の兆しがあり、州のコロナ規制も一段階戻る形となってしまっているので、余計に接種を進めています。(プロスポーツの動員人数規制は現行と変わりません)マリナーズは、ワクチン接種を終えたファンには$10,$20チケット、無料Tシャツ配布、コンセッションの20%割引などの優遇サービスを6月2日まで行うことを発表しました。

またカリフォルニア州のロサンゼルス郡はコロナ感染者数の劇的な減少に伴い、コロナ規制レベルを0~4(色分けされている)のレベルのうち黄色の1まで下げることになりました。これによってアウトドアゲームや映画館、博物館等のインドアのキャパシティーも多くなっていくことでしょう。カリフォルニア州はこのままの感染者数の減少とワクチン接種が進んで行けば6月中旬には100%再オープンをする方向で動いているとも言われています。

これはエンタメ情報になりますが、7月3,4,9,10、23、24日にブルーノ・マーズがラスベガスの定住型コンサートの皮切りとして公演を行うことを発表。先日のチケット発売日には数分でチケットが売り切れるなど、コロナ禍でコンサートを待ちに待ったファンが殺到するなど、大きな話題になっているようです。
カジノ&舞台芸術の都であるラスベガスは、シルクドゥソレイユショーを始め、コンサートなど、2000人以上の観客を劇場に入れるインドアイベントは6月末からオープンされる方向です。(今も小規模のショー、NHLラスベガスゴールデンナイツの試合は行われています。:50% 9,200人)

今後、アメリカではワクチン接種が進んでいく予定で、何万単位の観客が集まるイベントでは、州政府や主催者の意向により、ワクチン接種が済んでいる人達への優遇措置が取られる方向に進んでいくように思われます。