2021年フィギアスケート観戦レポート

2022年は北京オリンピックの開催となります。
日本のフィギアスケートは、男子シングルが3枠、女子シングルが3枠、ペアが1枠、アイスダンスが1枠となり、今シーズンはオリンピックへ向けて激しい代表争いとなります。
本来であれば、グランプリシーズは、多くのファンの方が海外へ観戦に足を運ばれる大会ですが、今年の秋、冬は、まだコロナウィルス影響を多く受ける状況です。
そのため、まだ気軽に観戦に行くのが難しいですが、コロナ禍の海外の観戦レポートの1つとして、10月にラスベガスで開催されたスケートアメリカのレポートをいたします。

スケートアメリカについて

開催日:2021年10月22日から24日
会場:ネバタ州ラスベガス オーリンズ・アリーナ

スケートアメリカは、1979年から開催されているフィギアスケートの大会になります。
現在は、ISUグランプリシリーズの1つとなり、例年、グランプリシーズの第1戦がこのスケートアメリカになります。開催地は固定されていませんが、2019年、2020年(無観客)、2021年はラスベガスのオーリンズアリーナで開催されています。

2020年大会の優勝者

男子 ネイサン・チェン(アメリカ)
女子 マライア・ベル(アメリカ)
ペア アレクサ・シメカ・クニエリム & ブランドン・フレイジャー(アメリカ)
アイスダンス マディソン・ハベル & ザカリー・ダナヒュー(アメリカ)

スケジュール

2021年10月22日(金)午後6時 ペアショートプログラム、男子ショートプログラム
2021年10月23日(土)午後1時40分 アイスダンス(リズムダンス)、女子ショートプログラム
2021年10月23日(土)午後6時15分 ペアフリー、男子フリー
2021年10月24日(日)午前11時 アイスダンス(フリーダンス)、女子フリー
2021年10月24日(日)午後6時30分 エキシビジョン

出場選手

男子

ナム・グエン(カナダ)
ミハル・ブレジナ(チェコ)
ケビン・エイモズ(フランス)
ダニエル・グラスル(イタリア)
佐藤駿(日本)
宇野昌磨(日本)
アルトゥール・ダニエリヤン(ロシア)
ネイサン・チェン(アメリカ)
ジミー・マ(アメリカ)
ヴィンセント・ジョウ(アメリカ)

女子

宮原知子(日本)
坂本花織(日本)
横井ゆは菜(日本)
キム・イェリム(韓国)
ユ・ヨン(韓国)
エカテリーナ・クラコワ(ポートランド)
クセニア・シニツィナ(ロシア)
アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア)
ダリア・ウサチョワ(ロシア)
スター・アンドリュース(アメリカ)
アンバー・グレン(アメリカ)
オードリー・シン(アメリカ)

ペア

イブリン・ウォルシュ & トレント・ミショー(カナダ)
三浦璃来 & 木原龍一(日本)
アレクサンドラ・ボイコワ & ドミトリー・コズロフスキー(ロシア)
アリーナ・ペペロワ & ロマン・プレシュコフ(ロシア)
エフゲーニヤ・タラソワ & ウラジミール・モロゾフ(ロシア)
ジェシカ・カララン & ブライアン・ジョンソン(アメリカ)
アレクサ・クニエリム & ブランドン・フレイジャー(アメリカ)
チェルシー・リュウ & ダニエル・オシェイ(アメリカ)

アイスダンス

ロランス・フルニエ・ボードリー & ニゴライ・サアアンスン(カナダ)
キャロラーヌ・ソシース & シェーン・フィルス(カナダ)
オリヴィア・スマート & アドリア・ディアス(スペイン)
小松原美里 & ティム・コレト(日本)
ナタリア・カリシェク & マクシム・スポディレフ(ポートランド)
アナベル・モロゾフ & アンドレイ・バギン(ロシア)
モリー・セザネク&イェホー・イェホロフ(アメリカ)
マディソン・チョック&エバン・ベイツ(アメリカ)
マディソン・ハベル & ザカリー・ダナヒュー(アメリカ)

オーリンズ・アリーナ

会場名:オーリンズ・アリーナ
所在地:4500 Tropicana Ave, Las Vegas, NV 89103
収容人数:7700人から9500人(アイスホッケーの場合は7700人、格闘技の場合は9500人)

オーリンズ・アリーナは、ザ・オーリンズ・ホテル & カジノの敷地内にある最大で約1万人クラスのファンが収容できるアリーナです。
2020-2021シーズンよりAHL(NHLの下部リーグ)で活動するヘンダーソンシルバーナイツ(Henderson Silver Knights)が、現在建設中のダラーローンセンター(2022年完成予定)ができるシーズンまでホームアリーナとして使っています。
NFLのラスベガス・レイダーズの本拠地となるアレジアント・スタジアムから約3キロほどのエリアになります。
ラスベガスのホテルと言えば、ベラージオやMGMグランドになると思いますが、このようなストリップのホテルからは少し離れたエリアにあります。
スケート観戦だけをメインにするのであれば、ザ・オーリンズ・ホテル & カジノへの宿泊が便利です。

会場内

オーリンズ・アリーナは、フィギアスケートの座席でいう「ショートサイド」は、キス&クライ側にしかありません。キス&クライ側は、リンクと座席にスペースがあるため、近いという座席にはなりません。

2022年以降、この会場でスケートアメリカが開催されるかはわかりませんが、リンクに近いというのは、ジャッジ正面側の「ロングサイド」の座席のみになります。

ジャッジの正面側の座席とリンクまでの距離感

キス&クライのある側の座席とリンクまでの距離感

ジャッジ側の座席とリンクまでの距離感

ペアフリー、男子フリー

結果は皆さんご存知の通り、ペアでは、三浦璃来選手、木原龍一選手が2位になりました。

男子フリーでは、ヴィンセント・ジョウ選手が優勝。宇野昌磨選手が2位。そしてネイサン・チェン選手は3位となりました。佐藤駿選手が4位になりました。

試合終了後は、出待ちのファンにサインをするなどのファンサービスをこなしていた宇野昌磨選手。
この時点で、ラスベガスは夜の11時ぐらいです。
選手の皆さん、お疲れ様でした。