初めてのNBA観戦

レブロンとデイビス、レナードとジョージ、ハーデンとウェストブルック、そしてカリーとラッセルなど
近年屈指の移籍年となった2019オフを経て、大きく勢力図が変わったNBA。
2019-2020シーズンは、ウエストの観戦が盛り上がりそうですね。

これを機に初めてNBA観戦をアメリカで、とご検討のファンの方に、簡単ではありますが、NBAの観戦についてご紹介いたします。

観たい試合を決める

まずは、観たい試合、旅行の中で観れる日程の試合を決めます。
NBAのスケジュールがリリースされるのは、例年8月中旬になります。
そのため、それ以前はなかなか旅程を決めるのは難しくなります。

スケジュールがリリースされると、10月中旬の開幕から4月中旬までレギュラーシーズンがありますので
その中で行きたい都市、観たいチームを選ぶようにしましょう。

サンフランシスコ(ウォリアーズ)、ロサンゼルス(レイカーズ)は西海岸を本拠地にするチームになります。
そのため、通常日本からの直行便を使えば、試合予定の日の午前中、またはお昼前後に到着するので
夜の試合であれば、到着日でも観戦できることが多いです。
ただ、一部、夕方に到着する便などは、渋滞など考えると到着日のご観戦はかなりリスクを伴います。
また午前中に到着する便できても、試合がお昼の場合も危ないですので、到着日のご観戦を予定されている場合は注意してください。

サンフランシスコやロサンゼルスの滞在だけであれば、この2都市では時差がないのでそれほど難しくはありません。
しかし、西から東への移動は時差がありますので、例えばロサンゼルスを午前中に出発しニューヨークに行く場合は、移動だけで1日終わってしまいます。
ですので、西から東への移動というのは時差があることを意識してください。
逆に東から西の移動は、時間を得する気分にはなれます。

このようなことをよく考えて、旅の設計図をしっかり作る必要があります。

航空券を取る

旅費の中で最も大きな割合を占めるのが、この航空券になるのが一般的です。
航空券に関してはとにかく複雑な価格形態になります。
各航空会社ごとに値段が異なるのは当たり前ですが、買うタイミングによっても値段が大幅に異なります。

特に繁忙期の場合、座席が埋まってくると値段がどんどん上がっていくため
後で買おうと思っていると数万円値段が異なる、ということもありえます。
また最も複雑なのは、キャンセル料を払ってキャンセルができる航空券と、全く返金がないタイプとあることでしょうか。
こればかりは、よくよく航空券のルール見たいなものを確認しないとわからないケースが多いので
買う方は十分気をつけて買うようにしてください。

基本的には、直行便がある都市は、直行便を使うことをお勧めします。
アメリカの入国審査は、都市によっては非常に時間がかかることがあり
乗り継ぎ時間が3時間あっても間に合うか、間に合わないか微妙な時があります。
最も面倒なのは、入国審査などで混雑するのはまだしょうがないとして、再度国内線に乗るときにセキュリティチェックがあるため、ここが曲者です。
ここで最低1時間ぐらいは見ておきたいので、旅慣れた人であればいいですが、初めてアメリカで観戦をする場合などは、いきなり神経戦になります。
乗り継ぎに乗れず時間のロス、場合によっては観戦自体ができないようなこともありますので、直行便がある都市は直行便を使うようにしましょう。

*アメリカはアメリカの国の中でも時差があります。複数都市を回るスケジュールの人は、西海岸から東海岸へ移動すると
 時差の影響で朝出ても夕方以降の到着と、まる1日移動に費やすこともありますのでご注意ください

ホテルを予約する

重要なホテルのロケーション

旅において、スポーツ観戦に適したホテルのロケーションというのは機動力を上げるためには非常に重要な選択になります。
そのため、1日のご自身の行動をデザインしながら、どのエリアに泊まるかを考えましょう。

例えばロサンゼルスなどは、ホテルのロケーションで初期にかかる旅費と
最終的にかかる旅費が、大幅に変わる可能性がある都市です。
ロサンゼルスのNBAの会場は、ロサンゼルスのダウンタウンにあります。
ロサンゼルスのダウンタウンは、近年の再開発で会場周辺のエリアが非常に清潔になりました。
この周辺に泊まれれば、初めて行く方でも徒歩で十分いけます。

しかし、発展したためホテル代も非常に高くなります。
通常お勧めしたいホテルなどは、3泊すると航空券代に匹敵するぐらいの価格になる時期もあります。
同じロサンゼルスでも少し離れると値段が安くなることがありますが、ロサンゼルスの少しというのは、距離でいると10キロぐらいと徒歩からはかけ離れます。
車があればいいですが、車がなく送迎を頼む、またはタクシーを頼むとなると、移動費が驚くほどかかります。
安いホテルを取ったものの、市内の移動費で結局は、高いホテル代と変わらないというのはよくある話ですので
ホテルは滞在中に何をするかということをよく考えて選択して下さい。

チケットを買う

スポーツ観戦旅行の旅は、航空券、ホテル、観戦チケットの3本立てになります。
この中で最も買い方が難しいのは、観戦チケットになります。

航空券、ホテルというのは、どちらかというと早く取ればいい、買えば直接航空会社、ホテルへ情報が行きますので
安全性という面で、どのサイトを使って予約しても基本的にはトラブルは起こりづらいのです。
また航空券は様々なルールがあるものの、ルールを読めば、最低限のキャンセル料でキャンセルできるものもあります。
ホテルは、特別なイベント以外は、直前までキャンセルができるお部屋がありますが、観戦チケットはそうではありません。

そのため、ご自身でチケットを買う方は、いつ売り切れるのか
良い座席はどういうタイミングで買うのがいいのか、というところにすごく労力を使うことになります。
かなり多くの方が一度買って、その後もう一度買うようなことをされたり
ご自身で買うことにより余計に手間とコストをかけてしまうことがあるのもチケットです。

アメリカの4大スポーツは、すべての球団がまずシーズンシートの販売に力を入れます。
そのため、球団が販売する定価のチケットとは、結果的にはシーズンシートとして売れなかったところになり
もう少し言えば、人気球団の場合は定価の販売の時点で多くの座席は完売になっています。
また定価自体、年々球団がカード別に設定を変えたり高くしたりするので、決して定価が安いというわけではありません。

観戦のメインになる観戦チケットですので、よく考えながら買うようにしてください。

まとめ

スポーツの観戦旅行というのは大きく分けてこの3つで成り立ちます。
観戦ツアーというのはこの複雑な3本柱をうまく組み立て、理想に近い旅行の実現のお手伝いをさせていただくことです。
もしお仕事などで細かく見ている時間がないので、すべての手配を任せたいということであれば、観戦ツアーは向いているかもしれません。
また折角の旅行なので、旅行のデザインを含めて任せていただけるようなら多少なりともお力になれるかもしれません。

もし観戦ツアーにご興味があればお気軽にお問い合わせください。