公共の交通機関を知る(例 ワシントンDCのメトロ)

八村選手が加入し、日本でもがぜん注目度がアップしているのがワシントンDCでないでしょうか。アメリカの首都ワシントンDC。ここには、NBAのワシントン・ウィザーズ他、2019シーズンのワールドシリーズ覇者のワシントン・ナショナルズ、2017-2018シーズンのNHLスタンレーカップ覇者のワシントン・キャピタルズ、そして、NFLの名門ワシントン・コマンダースが本拠地を置きます。

この街の移動は、地下鉄です。
東京をイメージしてみてください。
東京を車いで移動する場合、時間が読めません。ワシントンも同様に市内は、渋滞し、移動に時間がかかります。そのため、この街に行くのであれば、地下鉄をマスターすることがスムーズな移動への近道です。

ワシントンDCのメトロには、二面性があります。切符の単体を買おうとすると、ものすごく乗りづらい乗り物である、反面、デイパスを買えば、これ以上ない便利な乗り物である、ということです。
ですので、ワシントンDCでは、必ずデイパスを買うようにしましょう。
とにかく区間ごとの切符は絶対に買わないようにしてください。

なぜ、そこまで一区間の切符が難しいかというと、ワシントンDCの場合は、駅ごとに料金が異なります。

そのため、一区間ごとに切符を買う場合は、まずは駅を把握して、料金を探さないといけません。
その上、ピークタイム、オフタイムで料金が異なります。

ピークタイム 
月から金の始発から午前9時30分
月から金の午後3時から午後7時

オフピーク
上記以外の時間帯

これは現地に住んでいれば感覚としてわかるかもしれませんが、私たちのように数日の滞在で、券売機に向かうと、そんなことはなかなか思い浮かびません。

駅ごとの料金、ピークタイムの時間という2つの複雑な要素があるので、一区間ごとの切符を買うのはやめておくべきです。

仮に、デイパスでは元が取れなそうでも、慣れない土地ですので、数ドルぐらいはしょうがないと考えたほうがいいです。

いかにスムーズに乗れるかだけを考えてください。

大事なポイント

必ずデイパスを買う
(元が取れる取れないは関係なく使いやすさで判断してください)

デイパスの買い方について

各駅の券売機でデイパスを買うことができます。

デイパスの値段の目安

1日券 13ドル前後(約1500円)
3日券 28ドル前後(約3000円)
上記以外にカード代金が2ドルかかります。
*料金は、2019年のものです。
基本的には、年々高くなります。
*7日券もありますが、こちらは選択肢が増えて買い方が難しく感じるかもしれませんので、5日、6日の滞在であれば、3日券を2回買うのがいいかもしれません。

ワシントンの地下鉄の路線について

ワシントンDCは、以下の路線が走ります。

レッドライン

レッドラインは、キャピタルワンアリーナの最寄り駅である「ギャラリープレイス・チャイナタウン」、ユニオンステーション(アムトラック/グレイハウンド)や、ホワイトハウスの最寄り駅の1つ「ファラガット・ノース」、フィリップスコレクションの最寄り駅「デュポンサークル」、動物園の最寄り駅ウッドリーパーク」駅などの駅を結ぶ地下鉄です。

イエローライン

イエローラインは、ペンタゴンシティやアレキサンドリア、ロナルド・レーガンナショナル空港と会場を含む中心部をつなぐエリアです。
ペンタゴンシティに宿泊し、会場に行くのはこのイエローラインが便利です。

ブルーライン

ブルーラインは、イエローラインと同じようなルートを走りますが、やや遠回りして中心部に入るイメージです。
ペンタゴンシティ駅や中心部から国立アーリントン墓地へ行く場合は、ブルーラインを使います。
ペンタゴンシティ駅より空港方面は、イエローラインと途中まではほぼ同じ場所に止まります。アレキサンドリアや空港に行く場合は、どちらの路線でも行くことができます。

シルバーライン、オレンジライン

シルバーラインは、ダレス国際空港からの地下鉄でのアクセスや、中心部からNFLのレッドスキンズのスタジアムであるフェデックスフィールドへのアクセスに使うことができます。

また、空港から中心部の途中ある大型ショッピングセンターであるタイソンズコーナーへのアクセスにも使うことができる路線になります。

グリーンライン

グリーンラインもキャピタルワンアリーナの最寄りの駅を通りますが、それほど使う路線にならないと思います。
これを使わないといけないエリアは、ナショナルズのスタジアムであるナショナルズパーク、またはサッカーのアウディフィールドになります。

地下鉄の駅

ワシントンDCの地下鉄は、強烈に地下の奥深くになります。
東京近郊の方であれば、東京駅から京葉線(ディズニーランドへ行く電車)に乗り継ぐときにかなり地下深く行きますが、東京駅の場合は、何本かエスカレーターを乗り継ぎますが、ワシントンの場合、あれが、山手線のホームから京葉線まで一本で行くような深さです。

これも名物と考え、移動時間にゆとりを持ってください。