ロサンゼルスのメトロについて

ロサンゼルスの観光エリアへは、10年前は車がないと基本的には行くのが難しいところがいくつもありました。しかし、近年、メトロの路線が拡大し、メトロのみでも行ける観光スポットも増えてきております。
とにかくロサンゼルスは渋滞の街です。日本と違うところはアメリカ国内で時差があるため、ニューヨークの時間を基準に働く人もいるということです。例えば、ニューヨークが午前9時の場合、ロサンゼルスは午前6時。
ニューヨークが午後6時の場合、ロサンゼルスは午後3時になります。
そのため、朝早い時間から車も多く、昼過ぎから早くも渋滞するということを想定しておく必要があります。
そのような渋滞の街ですので、車以外での選択肢も頭に入れておく必要があります。
そこで使いたいのがメトロ(地下鉄)です。

どんなときに使うのが便利か

ロサンゼルスの観光スポットというのはかなり大きなエリアになります。
そのため、宿泊をする場所、行く場所によりメトロのほうが便利、そうでない場合とあります。
下記の地図だと、メトロで行けるエリアは、ロサンゼルスのダウンタウン、パサデナ、サンタモニカ、ハリウッド、ロングビーチになり、ロサンゼルス空港の直通はありませんが、空港近くまで来る路線はあります。

例えば、ビバリーヒルズのエリアにホテルを取ったら、メトロを使う機会はありません。
このエリアの場合は、レンタカー、タクシー、またはUBERなどのライドシェアを使いこなすことに重点を置いてください。

ダウンタウンのエリアの中でクリプトドットコム・アリーナまで徒歩圏内のホテルの場合、ハリウッドに行くのにも、サンタモニカに行くのにもこのメトロを使う機会が多くなり、利便性が向上します。

ダウンタウンの中でも、クリプトドットコム・アリーナまで徒歩圏内のエリアのホテルは、最もメトロが便利なホテルロケーションです。
同じダウンタウンの中でも、いまいち、メトロとの相性があまりよくないのが、リトルトーキョーでしょうか。
ゴールドラインの駅がありますが、ゴールドラインで1駅ユニオンステーションに行き、そこからレッドラインを使いダウンタウン、ハリウッド、ユニバーサルスタジオ方面に行くことになります。
このゴールドラインの1駅が微妙に面倒なため、時間とのバランスを考えるとリトルトーキョーの場合は、メトロはやや不便に感じるかもしれません。

メトロの魅力な点は、料金です。
なんといってもロサンゼルスの移動が、1日券は7ドルで済みます。
行きたい場所が、メトロでつながっていれば、移動費はすごく節約ができるので、よく調べてみるといいかもしれません。

アナハイムはメトロではいきません。
公共の交通機関をご利用の場合は、アムトラックになります。

メトロの切符の使い方

アメリカの乗り物は、都市によりシステムが全然違います。
ロサンゼルスのメトロは、どこまで乗っても片道が1.75ドルとなります。そのため、往復するだけなら、3.50ドルなのですが、乗る度に切符を買うのは面倒なのと、一応、できるだけ財布は外に出さないということを意識したいのがアメリカですので、単純に高い安いではなく、1回買った後は、財布は安全のために出さないという意識のもと、1日パスが7ドルですので、この1日パスを買うようにしましょう。
ロサンゼルスは、入るときだけスイカのようなカードをタップし、出るときはそれをしません。
ですので、一度、買っておけば、後は、ピッピとカードをタップするだけ何も考える必要はありません。
イベント時に混雑している中で券売機で切符を買うこともないですので、1日パスを買うようにしてください。

ソーファイスタジアムとメトロ

2028年にオリンピックが開催されることもあり、将来的には、スタジアムまでメトロなどが運行されるような話もありますが、現状、まだまだの状況です、
ラムズ、チャージャーズの試合の日は、メトロのグリーンラインの「ホーソーン&レノックス」駅までシャトルが出ているので、メトロでのアクセスを考える場合は、「グリーンライン」について知っておく必要があります。

グリーンラインとは

ロサンゼルスのメトロの中でも観光に行く人はほとんど使わない路線になります。
一応、空港からバスで「アヴィエーション/ラックス駅」まで来てグリーンラインで乗り換えになりますが、ダウンタウンへ行くというのはありますが、初めてロサンゼルスに来たときに使う方法ではありません。
レドンドビーチという駅も「ビーチ」がすぐある駅ではありません。
以下が路線図ですが、抑えておきたい駅をピックアップしております。

「ホーソーン&レノックス」駅(Hawthorn/Lennox)

ソーファイスタジアムを結ぶシャトルバスの運行駅

ラムズ、チャージャーズの試合の日には、ホーソーン&レノックス駅とスタジアム間をシャトルが運行します。
行きは、試合開始約3時間前からホーソーン&レノックス駅発でソーファイスタジアムへ、おおよそ5分から8分おきに運行されています。
料金は無料です。シャトルのバス停は駅を降りて、ホーソーン通りにあります。
帰りの便は、試合終了から90分後ぐらいまで運行されています。
長蛇の列になるものの、30分ぐらい待てば、意外と列は進みます。

マリポーザ駅

ソーファイスタジアムの近くホテルを探す方は、このマリポーザ駅を覚えておくといいかもしれません。
このマリポーザ駅は、駅のすぐ下が、ロサンゼルス・キングスの練習場にもなるトヨタスポーツセンターがあり、アイスホッケー、フィギアスケートなどのレッスン、一般滑走などスケート場になります。
このトヨタスポーツセンターの近くには隣にヒルトンガーデンがありますが、その他にもかなり多くのホテルがあります。このエリアは、空港近くですが、夜歩いていてもそれほど危険を感じないエリアです。
そのため、中途半端にソーファイスタジアムから徒歩で歩けるホテルよりはランクの高いホテルも集まっており、安心感はあります。
また、バービー人形の本社になるマテルもこの駅から徒歩で行ける距離感になります。
この周辺は、「エル・セグンド」というエリアになります。

ウィローブルック/ローザパークス駅

グリーンラインはダウンタウンまでは行きませんので、ブルーラインに乗り換えてダウンタウンになります。
ウィローブルック/ローサ’パークス駅は、グリーンラインとブルーラインの乗り換えの駅となります。
イベントデーであれば、多くのファンがいると思いますし、NFLであれば、13時の試合が多いので、遅くても夕方ぐらいになるので、ファンの流れと一緒に移動できれば、それほど不安は感じないと思います。
しかし、通常、ブルーラインでダウンタウン方面からロングビーチの方へ向かうとあまり雰囲気が良くないので、あくまでもイベントの日限定にしておくほうがいいかと思います。